本が苦手でも読める|漫画みたいに一気読みした小説3選

※一部アフィリエイト広告を使用しています。

おすすめ3選

小説を読みたいんだけど、文字が多くて小難しいから苦手意識がある

漫画のようにワクワクするような小説が読みたい

ストーリが分かりやすくキャラクターに感情移入しやすい小説が読みたい

そんなみなさんに「漫画のように一気読みできる小説」を三冊ご紹介します。

仕事が忙しくて小説をなかなか読めていない方

漫画は読めるんだけど、小説は文字が多くて苦手な方

そんな人でも読みやすい、漫画のようにすらすら読める小説をぜひお楽しみください。

漫画のように読める小説とは

ここ最近、かつて漫画で多く描かれてきたようなストーリ―展開やキャラクタ―、題材などを扱う小説が増えています。

王道バトルものやデスゲームものなど、漫画で描くと、ありきたりでよくある設定と思われがちなテーマも、小説として世に出ると「新しい」「ありそうでなかった」と評判になるケースが多いです。

そしてそんな作品が直木賞候補になったりと文学的にも評価されています。

実際に、小説家が漫画の原作を担当するケースも増えており、

小説と漫画の垣根がなくなってきているのはとても興味深いです。

小説も漫画も、映画もドラマも歴史も演劇も、すべて物語を扱っているという点で同じですが、

発表する媒体が違うだけで全く異なるものとして受け入れられます。

それは媒体によって読者側に要求される知識や想像力、感性が異なるからです。

実際、絵とセリフで読む漫画よりも、文字だけを追う小説の方が、読者側に想像力が求められるのは間違いないでしょう。

でも大丈夫。幼いころから、漫画やアニメに親しんできたみなさんであれば、美男美女のキャラクターも異能力アクションシーンも簡単にイメージできるんじゃないでしょうか?

小説であればより自由に自分好みに想像できるのもいいところです。

そんな媒体の違いを楽しんでいきましょうということで、

今回は、小説の中でも特に「漫画のように読める小説」を3つご紹介していきたいと思います。

【漫画のように読める小説】少年マンガによくある序盤で衝撃的な展開がある、キャラクターの個性が強い。最凶ライバルが登場する。文章が分かりやすく読みやすい。アクションシーンなど派手なシーンや視覚的に映えるシーンが多い。などなど

①個性的なキャラクターを楽しむ『イクサガミ』シリーズ

まずはこちら、Netflixで実写化して話題になった『イクサガミ』シリーズです。

天・地・人・神と4冊に分かれたシリーズものとなっています。

ちなみに表紙は東京喰種でおなじみ石田スイ先生の描きおろしです。おぉ

▼著者                                     
1984年京都府生まれ。2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。’20年『八本目の槍』で第41回吉川英治文学新人賞を受賞。同年『じんかん』で第11回山田風太郎賞を受賞。’21年「羽州ぼろ鳶組」シリーズで第六回吉川英治文庫賞を受賞。’22年『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞。他の著書に、「イクサガミ」シリーズ、『童の神』『ひゃっか』『てらこや青義堂 師匠、走る』『幸村を討て』『蹴れ、彦五郎』『湖上の空』『茜唄』(上・下)などがある。

▼あらすじ                                        明治11年。深夜の京都、天龍寺。「武技ニ優レタル者」に「金十万円ヲ得ル機会」を与えるとの怪文書によって、腕に覚えがある292人が集められた。
告げられたのは、〈こどく〉という名の「遊び」の開始と、七つの奇妙な掟。
点数を集めながら、東海道を辿って東京を目指せという。各自に配られた木札は、1枚につき1点を意味する。点数を稼ぐ手段は、ただ一つ――。「奪い合うのです! その手段は問いません!」剣客・嵯峨愁二郎は、命懸けの戦いに巻き込まれた12歳の少女・双葉を守りながら道を進むも、強敵たちが立ちはだかる――。弩級のデスゲーム、ここに開幕!

あらすじにもありますが、デスゲーム×異能力小説です。

幕末~明治時代にかけての時代に、様々な背景をもった「武技ニ優レタル者」が集い、莫大な賞金をかけて殺し合いを始めます。

デスゲームという設定がすでに漫画チックですが、この小説の魅力は何と言ってもキャラクターたちにあります。

家族を病気から救うためこのデスゲームに参加した、かつての伝説の剣士(主人公)であるとか

愛する人を助け出すためにお金を必要とする元伊賀忍者

他にもアイヌや琉球の戦士、台湾の伝説、中国の拳法使い、快楽のために人を平気で殺す狂人まで個性的なキャラクターが勢ぞろいです。

古今東西の兵たちが集まって殺し合いをするわけです。

そして主人公の剣士は、一人の少女を助けながらこの戦いを続けます。

本来このデスゲームにいるはずのない、弱くて純粋でそれでも自分の意志を強く持つ少女という存在が、物語の中心になっていくのも、どこかで見たような王道の展開となっています。

Netflixで実写化もしていますし、すでにコミカライズもされています。

どれから見るべきかについてはこちらの記事に書いていますが、ドラマ→小説の順がおすすめです。

『イクサガミ』小説を読む前にドラマを見るべき圧倒的1つの理由

小説を読んでいても、ほとんど漫画を読んでいるのと変わらないほど熱中できます。

4巻ありますが、一気読みは必至です。

アイヌの戦士がかっこよすぎます。『イクサガミ』を読んだ方はぜひアイヌに関する本も読んでみてください。理解が深まります。

「イクサガミ」アイヌ民族のカムイコチャを知る。『最新 アイヌ学がわかる』感想

②ジェットコースター展開を楽しむ『殺し屋の営業術』

週刊少年ジャンプでは、アンケート制を採用しています。

そのためか、新連載は打ち切りにならないよう衝撃的な展開を早めに持ってくることが多いです。

読者の興味を引くような展開で、一気に物語に引き込みます。

その点で『殺し屋の営業術』も同じような手法を用いています。

トップセールマンの主人公は、不運により、殺し屋から二週間で二億円を稼がなければ殺すという強烈なノルマを課されることになります。

起承転結の起の部分ですね。

▼著者                                                           1993年福岡県生まれ。長崎大学経済学部卒業。2018年第25回電撃小説大賞で選考委員奨励賞を受賞し作家デビュー。以降の著書に『愛に殺された僕たちは』『ミステリ作家 拝島礼一に捧げる模倣殺人』『どうせ、この夏は終わる』等。「少年ジャンプ+」では漫画原作者として『魔法少女と麻薬戦争』連載中。

▼あらすじ                                      「営業ノルマ」は、2週間で2億円。
稼げなければ、全員まとめて地獄行き。営業成績第1位、契約成立のためには手段を選ばない、凄腕営業マン・鳥井。
アポイント先で刺殺体を発見し、自身も背後から襲われ意識を失ってしまう。
鳥井を襲ったのは、「ビジネス」として家主の殺害を請け負っていた「殺し屋」だった。
目撃者となってしまった鳥井は、口封じとして消されそうになる。
絶体絶命の状況の中で、鳥井は殺し屋相手に「ここで私を殺したら、あなたは必ず後悔します」と語り出す。                                                    「今月のノルマはいくらでしょう? 売上目標は?」
「契約率は25%……、残念ながら、かなり低いと言わざるを得ません」
「どうしてこんな状況になるまでプロの営業を雇わなかったんですか?」           そう……これは商談なのだ。
研ぎ澄まされた営業トークを矢継ぎ早に展開し、場の空気を掌握する鳥井。              「あなたは幸運です。私を雇いませんか? この命に代えて、あなたを救って差し上げます」契約成立。鳥井は、殺人請負会社に入社することに。
前代未聞の、「命がけの営業」が始まる――。                                     常識を覆す発想から走り出す、ジェットコースター・ミステリー!

二週間で二億稼ぐという絶体絶命を、主人公は持ち前の営業力で戦っていくことになります。

もともとは一介のセールスマンであった主人公が、殺し屋業界という物騒な世界に身を投じて、それでも度胸とブラフ、頭脳で勝ち上がっていくのです。

今までとは全く違う世界において、主人公のかつてのスキルや知識が武器になる点は、異世界転生ものを読むときに感じるあの無双感に似ています。

そして何より強烈なライバルも登場します。それが女性というものイマドキな感じでいいですね。

いいライバル・敵は、いかに読者に「さすがに勝てない」という絶望感を与えらえるかで決まります。

その点「幽遊白書」の戸愚呂兄弟は最高に絶望を感じさせてくれました。

『殺し屋の営業術』では漫画のようなストーリー展開と、こちらもキャラの立った登場人物を楽しむことができます。

頭脳戦・コンゲームが好きな方には特におすすめの一冊になっています。

2026年の本屋大賞にもノミネートされていました。こちらにもレビューを書いていますのでぜひ

【本屋大賞2026第6位】『殺し屋の営業術』感想|ノミネート作品レビュー

③頭脳派デスゲームを楽しむ『地雷グリコ』

この小説内で人が死ぬことはないので、正確にはデスゲームではないのですが、いかにもデスゲーム的な頭脳派ゲームが収録されている連作短編集となっています。

こちら直木賞の候補作となっています。

デスゲームがただ人が死ぬだけの話ではないということが世間に認められてきましたね。

デスゲームには、極限状態の人間の感情の発露や頭脳派ゲームの攻略、常識を疑う姿勢など面白い要素が詰まっています。

Netflixシリーズ『今際の国のアリス』や『ライアーゲーム』『カイジ』このあたりの頭脳派デスゲームがお好きな方におすすめです。

▼著者
青崎 有吾:1991年神奈川県生まれ。明治大学卒。在学中の2012年『体育館の殺人』で第22回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。24年に『地雷グリコ』で、第24回本格ミステリ大賞(小説部門)、第77回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、第37回山本周五郎賞をトリプル受賞。著作は他に、〈裏染天馬〉シリーズの『水族館の殺人』『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』『図書館の殺人』、〈アンデッドガール・マーダーファルス〉シリーズ、〈ノッキンオン・ロックドドア〉シリーズ、『早朝始発の殺風景』『11文字の檻 青崎有吾短編集成』がある。

▼あらすじ
ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説!
射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。
平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。

こちらもすでにコミカライズされていました。作画がきれいです。

「地雷グリコ」
「坊主衰弱」
「自由律ジャンケン」
「だるまさんがかぞえた」
「フォールーム・ポーカー」

と5つのオリジナルゲームが楽しめます。

これ考えるだけでもすごいなと言った感じですが、私は「自由律ジャンケン」が最も好きでした。

シンプルで分かりやすいルールなのに鳥肌が立つほどのどんでん返しが待っています。

頭をフル回転させて挑んでみてください。

最近の小説は漫画になることも多い。

ここまで「漫画のように一気読みできる小説」を見てきました。

個性的なキャラクターに派手なアクション、衝撃の展開に頭脳戦などなど、少年漫画のような展開の小説は、小説を読んでいるにもかかわらず、頭の中で映像が広がります。

文字を追っているだけなのに、まるで映像を見ているかのような体験ができます。

その映像を見ていたら気づいたら小説が終わっていた。そんな至高の「一気読み」体験を皆さんもできることを祈ってます。

最近は、小説がコミカライズされることも増えました。

『成瀬は天下を取りにいく』これも書店で見かけましたし

私が大好きな作家さんである佐藤究さんのちょっとヘビーな小説もなんと漫画化されています。

小説と漫画、その違いを楽しむのもいいかもしれません。

どれも素晴らしい小説です。

ぜひ読んでみてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました