「具体的な方法」でストレスをなくしたい私たちへ『脳科学でわかった仕事のストレスをなくす本』

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ビジネス書

ストレスをため込んでしまい、気づけば心も体も疲れ切っている人

人間関係に振り回されずに自分のキャリアを成長させたい人

ストレスだらけの社会人生活から抜け出したい人

こんな方におすすめの一冊です。

お金を払ってでもストレスをなくしたい?

ストレスのない社会人生活は可能です。

ただ人によっては優先順位が違うので、ストレスがかかることよりも優先すべきことがある人もいる。

でも私はキャリアよりも、お金よりもやっぱりストレスがない方がいい。

お金を払ってストレスのない人生を選べるのならば、そちらを選びたい。

そういう思いで、職場での異動を願い出たことがあります。

この本には、仕事でのストレスをなくすための、とても具体的な方法がいくつも書かれています。

順番に試していってひとつでも効果があるものが見つかれば、よい買い物だったといえるかもしれません。

ぜひ読んでみてください。本記事では内容をざっくりご紹介します。

著者について

▼著者
西 剛志(にし・たけゆき)
脳科学者(工学博士)、分子生物学者。東京工業大学大学院生命情報専攻修了、博士号取得。特許庁を経て2008年に研究・教育サービス会社を設立。世界的に成功している人たちの脳科学的ノウハウや、才能を引き出す方法を研究し、エビデンスに基づいた企業研修・商品開発サービスを全国に展開している。
これまでに 上場企業や教育・公的機関を中心に100社以上で研修や講演を実施、経営層から若手社員までのべ3万人以上を指導。人間関係・役職・業務負荷といったストレスの悩みに向き合い、離職率の低下・チームの生産性向上に貢献してきた。
その知見を集約し、「脳の仕組みを変えてストレスをなくす方法」を体系化したのが本書である。著書に『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)などベストセラー多数。NHKや日経新聞などメディア出演多数。また、TBS Podcast『脳科学, 脳LIFE』のパーソナリティとして、脳科学の最新知見をわかりやすく発信している。1

ストレスはない方がいい

ストレスって気づくとたまっていて、土日で何とか発散したと思っても、また月曜日にMaxまでたまって、我慢して、やっと土日になって発散して、というのを繰り返していた時期があった。

ストレスを長期間ため込むと、脳が疲れ果てて、深刻な「脳疲労」になるらしい。

するとどうなるか

・脳が物理的に縮んでいく
・海馬が委縮し、新しいことが覚えられなくなる
・老化が加速する
・ドーパミン、セロトニン、オキシトシンなどの「幸せを司る脳内物質」がでなくなる
・ストレスホルモンが脳を攻撃し続ける

といった変化が起き、その結果

・集中力の著しい低下
・判断ミスの頻発
・感情制御の崩壊(感情的になる)
・離職、休職リスクの増大(仕事が続けられない)

といったことになりやすくなる。

人は、単発の強いストレスよりも、長期間にわたって続く弱いストレスの方がこたえるのです。

今あるストレス状態をそのままにしておくと今後もっとひどいことになりかねない。

そう危機感をもって行動してみてもいいと思います。

現代社会に適応できていない現代人

原始時代には、天敵を記憶することはとても大事でした。脅威となる動物や植物の特徴を細かく覚えることが、危険を避け生き延びることに直結していたからです。
ところが現代では、その機能により、人は苦手な相手をも鮮明に記憶し、思い出してしまいます。そして、相手がいなくてもストレスを感じるのです。

西 剛志『脳科学でわかった仕事のストレスをなくす本』2025年アスコム57頁

原始時代に生きていた頃と、現代社会は似ても似つかない環境にあります。

にもかかわらず人類が持つ機能は、原始時代のままであると、いろんな本で読む機会があります。

命の危険が常にあった時代と、命の危険はないが、スマホを使いこなしたり、人前に立って話したり、多数の人間とコミュニケーションをとらなければならない現代とでは、求められる能力が全く異なることは明らかです。

ストレス何てない方がいいに決まっているのに、ストレスが依然存在する理由が、アンデシュ・ハンセンの『スマホ脳』にも書かれています。

ストレスシステムHPA系が存在するのは、私たちに感情があるのと同じ理由だ。つまり、生存のため。身体や脳の他の部分と同様にストレスのシステムは祖先たちが暮らしていた、今より相当に危険の多い世界で生き延びるために発達した。

アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』2020年新潮社44頁

自分のストレスの大本の原因が分かってくるとちょっと冷静になれますよね。

ストレスをなくす具体的な方法

本書のいいところは、ストレスをなくすための具体的な方法が多く紹介されていることです。

中には、そんな簡単なことでストレスがなくなるの?と疑いたくなるようなものもあります。

しかし、一度試してみて損はありません。これもすべてストレスから解放されるため、片っ端からためしていきましょう。

その中で私が最も気に入ったものだけ、ここで紹介させていただきます。

相手を遠ざけ、心を落ち着かせる「フェードアウト法」

みなさん、嫌いな人はいますか?苦手な同僚や高圧的な上司でも構いません。

思い出すだけで嫌な気持ちになりますが、嫌いな人なのに鮮明に思い浮かべることができるのはなぜでしょうね。

あなたが嫌いな人をAとして進めます。

①まずはAの声を変えてください。ボリュームを小さくしたり、高い声にしたり、アニメ声にしてみたり、言語を変えてみたりと言った感じです。

②その次に、Aの行動や表情を普通にします。こちらに指を指したり攻撃しようとしていたら、それをやめさせて、ごく普通の表情と姿勢に変化させます。

③そして、次にAをフルカラーからモノクロにしたり、ピントをすらしてぼやかしたりしてみます。

④さらに、今度はAのサイズを縮小して距離を話します。豆粒くらいまで小さくして、Aのイメージをどんどん遠ざけます。

⑤そして声を変えた小さいAが遠くでいろいろなことを言っている様子を観察します。実況中継をしてみましょう。

⑥最後に、豆粒サイズになったAをロケットにくくりつけて、大気圏外へ発射しましょう!

この6ステップにより、Aが「脅威」から「どうでもいい存在」へと認知が変化し、脳の偏桃体が反応しにくくなる、ということです。

ストレスよ、どっかいけ!

この記事でご紹介したストレス撃退法は、ほんの一部です。

あなたに効くのがどの方法なのかは、ぜひいろいろ試すことで見つけてください。

同じ環境で仕事をしていてもストレスがたまる人とそうでない人がいます。

私がストレスを多く抱えているのは、自分の性格のせいだと思っていました。でも、そうやって自分を責めていては、何も変わりません。

人間の進化の過程で培ってきた能力は、自分にはどうしようもないものです。

でもだからといって黙ってストレスに耐え続ける人生を私は歩みたくはありません。

そう思った方はぜひ『脳科学でわかった仕事のストレスをなくす本』を手に取ってみてください。

私たちのストレスも小さくして宇宙に飛ばしてしまいましょう!

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さてみなさん、誰に何と言われようとも、ご機嫌で一日を過ごしたもの勝ちです。

明日も楽しく行きましょう!

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  1. 株式会社アスコム(2026年8月30日) ↩︎

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