ジャンプで連載中の『あかね噺』1巻を読んで思い出したあの伝説的少女漫画

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働く人へ

こちらの記事では、新旧二冊の漫画をご紹介します!

どちらもおすすめなので、ぜひ読んでみてください。

社会人になってからあんまり漫画を読めていない方、過去の名作を読んでみたい方、とにかく面白い漫画が読みたい方はぜひ最後までお付き合いいただけますと幸いです。

『あかね噺』を読んで『ガラスの仮面』を思い出すとは

最近、友人におすすめされて『あかね噺』を読みました。

2026年4月にアニメ化もされて、書店ではよく平積みにされているのを見かけます。

落語を扱った少年漫画自体があまりなく、本当に面白いのか?と手を出せずにいる人も多いのではないでしょうか?

でもご安心を。ちゃんとジャンプの作品らしい王道の展開になっていると思います。落語がテーマな時点で邪道とも言えるかもですが。

ところで私は『あかね噺』1巻を読んでいて、ある漫画のことが頭から離れなくなりました。

それは・・・『ガラスの仮面』です。

『ガラスの仮面』幼いころから繰り返し、繰り返し、読んでいる大好きな漫画です。

こちらは演劇漫画で、ジャンルは少女漫画なのですが、私はこの漫画を読み込みすぎて、似ているシーンがあるとすぐに『ガラスの仮面』を思い出してしまう体質になってしまいました。

で結局『ガラスの仮面』をまた読みたくなるという。

そんなバイブルのような漫画ってありますよね。

この展開あの漫画と同じだ、と思ってしまう人へ

令和の演劇漫画・落語漫画を読んでいてもどうしても『ガラスの仮面』が脳内にちらついてしまう、

最近の漫画の場面や展開が『ガラスの仮面』でいうこのシーンと同じだ!と比べてしまう、というのは少々厄介で

純粋に新しい漫画を楽しみたいと思ってはいるのですが、なかなかうまくいきません。結局『ガラスの仮面』に戻ってきてしまうわけなので。

正直なところ、伝説と言われるような漫画を履修していない方が、最近の漫画を楽しむことができるように思います。

もちろん、履修しているからこそ比較して楽しむことのできるものもありますが、そこがオマージュとパクリの難しいところです。

最終的には読者がどう思い、何を読み取るのかという話になります。

でも少し年齢を重ねて、最近の漫画が読み足りなくなってきたと感じるのならば、大元の伝説と呼ばれる漫画に手を出してみてもいいのかもしれません。

『ガラスの仮面』はまぎれもなく伝説の一つです。この系譜は最近の少年漫画に知ってか知らずか受け継がれています。

至高の漫画体験『ガラスの仮面』を読もう

さて、ごちゃごちゃ言いましたが、『ガラスの仮面』は演劇漫画です。

何のとりえもない不器用な少女、北島マヤが演劇の世界でのし上がっていく話です。

「何のとりえもない」とは書きましたが、北島マヤは演劇に関しては圧倒的な才能を持っていました。基本は天才が無双していく話なのでストレス少なく読める点がポイントです。

気になった方で時間のある方は早速読んでみてください。文庫版が出ています。

1975年連載開始の古い漫画なので、漫画サイトのキャンペーンで無料で読める場合もあります。

このまま『ガラスの仮面』の話をしていてもいいんですが、今回はせっかくなので、『あかね噺』からアプローチしていければと思います。

アニメ化の話題作『あかね噺』を読もう

2026年4月にアニメ化されて話題の『あかね噺』ですが、週刊少年ジャンプで落語の話って珍しい、と当時思った記憶があります。あと主人公の髪型がイマドキでおしゃれだなって。

第一話の完成度は高くて、落語家の父親をもつ主人公が、同じ道を志すきっかけになる話が描かれます。

腕はあるけどそれを発揮しきれずくすぶっている父親、そんな父を誇りに思う主人公、そして父親が一門を破門されたところから主人公の噺が始まります。

いわば落語家を目指す動機は復讐のためとも言える入りですが、闇落ちはしていないので、明るい王道少年漫画として読めます。

物語が進めばきっと復讐の面は薄れていき、純粋に落語家としての腕を磨いていくようになるのではないかと思います。

ここで闇落ちすると急に青年漫画っぽくなるのでよかったです。

共通点①なぜ、見えるんだ!

また長くなりましたが本題です。そんな『あかね噺』のどこに『ガラスの仮面』を見出したのか。

「見える。部屋の中にはおっ父一人しかいない。なのに、だけど部屋の中には三人いる(中略)いないのにいるないものが見える、魔法みたいだ」

末永祐樹・馬上鷹将『あかね噺1』

見えないものが演技力によって、まるでそこに存在するかのように見えてしまう。

天才のなせる業であり、『ガラスの仮面』では定番のシーンです。

主人公の北島マヤがひとたび演じれば、体育館倉庫でさえもヴェネツィアに見え、ひっくり返した跳び箱はゴンドラに見えてしまいます。

観客にはなぜ見えているのか分からない。幻覚なのか?と疑い目をこすります。

落語も演劇と同じく、人物の描写などは手ぶり身振りで行い、座ったままではあるものの声色をまね、演じます。ここに共通点があることは発見でした。

また、この「見える!」シーンは漫画でこその見所ですよね。

『あかね噺』は落語の噺なのでどうしても江戸時代の人々が描写されるわけですが、とても勢いのある筆致で、まるで何かの異能力のように描かれているのが中二心をくすぐります。

おっ父の落語よかったのにね・・・残念♠

共通点②舞台あらし

そしてもう一つ・・・

「君の落語は身勝手極まりない」

末永祐樹・馬上鷹将『あかね噺1』

きたきた、これは「舞台あらし」だ!と思った人はたぶん少ないとは思うけど・・・

『ガラスの仮面』読者にはどうしても思い出してしまうシーンである。天才たちはこうして、観客との呼吸を覚えていくのです。

天才は、天才であるが故にあらかたはできてしまう。そして周りかも一目置かれがちである。

『あかね噺』の主人公のあかねも、一通り演目は覚えている。ある程度はうまくやれる。だけど、練習だけでは身につかないものがあることに気づきます。

演劇と落語に共通する興行という側面、観客がいてこその演劇・落語であるということ、これを学んで主人公たちはさらに強くなっていく。

『ガラスの仮面』の場合、天才である北島マヤはその天才的な演技力で、観客だけでなく一緒に芝居をする演者をも圧倒してしまっていた。

しかし、演劇は一人でやるものではない。みんなで一つの芝居をつくりあげなければならない。故に人と息を合わせる必要があることを学んでいく。

『ガラスの仮面』の特徴的なところは、ここで北島マヤがみんなと協力する、呼吸を合わせることを覚えたからと言って、少年漫画でありがちな「友情」の物語にならなかったところである。

北島マヤはあくまで孤高の天才であり続ける。

いや、本人はその気があったかもしれないが、月影先生がそれを許さない。演劇一筋、で戦う姿はとても昭和っぽい気がしなくもない・・・

働きながら漫画を読もう

社会人になってから漫画を読まなくなったという人によく会います。

私もそのうちの一人ですが、面白い漫画は世の中に無数にあることに気づきました。

あなたの人生を変える様な漫画はまだまだ、あなたに出会ってないだけです。

『あかね噺』や『ガラスの仮面』がそうかもしれない。

ぜひ読んでみてください。

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さてみなさん、誰に何と言われようとも、ご機嫌で一日を過ごしたもの勝ちです。

明日も楽しく行きましょう!

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