小説・本屋大賞

親の葬式で複雑な感情を抱く「親ってさ、なんなんだろうなって、思う」川上未映子『黄色い家』を読んで

先日、祖母のお葬式があった。生前、私の母と今回亡くなった祖母は仲が悪く、それは祖母の亡くなる直前まで続いた。母は幼いころから祖母の暴言を浴び、悲しいことがあっても話を聞いてもらえず助けてもらうこともなく、つらい日々を過ごしていたことから、15歳の頃に家を出たという。それ以降、結婚してからは地元に帰ることもなく祖母に会う機会も減っていたようだが、いよいよ祖母の状態が悪いということで何度か顔を出すよう...
お金と将来

Netflix『超かぐや姫』お金で買えないものと、お金を手に入れた先にあるものについて

最近、Netflixにハマっている。理由は単純でオリジナル作品が本当に面白いから!これだけだ。Netflix独占で公開された『超かぐや姫』も早速評判になっているが、これも本当に面白かった。というかこれ映画公開でなくてNetflix配信なんだな~と思う。時代は変わった。『超かぐや姫』は、勉強やバイトに忙殺される毎日を送っていた主人公彩葉が、かぐや姫のように電柱から現れたかぐやと共にバーチャル空間でラ...
小説・本屋大賞

自分を表現する「エロはタイトだよ」『二木先生』が漫画を描く理由と全裸監督について

最近になって急にNetflixの『全裸監督』を見た。2019年8月に配信され世間で話題になっていたのは知っていたが、AV業界にそんなに興味もなく、当時私は実家暮らしだったため見なかったが、なぜ今かというと『地面師たち』『サンクチュアリ』とNetflixオリジナルドラマを連続して鑑賞しそのクオリティの高さに慄き、他の作品を探していたからであった。実際『全裸監督』は評判通りの良質ドラマであったが、なに...
働く人へ

自由に生きたい人、お金の心配から逃れたい人へおすすめの本『やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ』

20年以上読み継がれ、全世界45言語で翻訳されているという「世界の果てのカフェ」2025年11月にダイヤモンド社より発行され、最近書店でもよく見かけるこの本は手に取ってみると読む前には戻れない、人生の生き方を変えてくれる本だった。まだ読んでいない人は、ぜひ手に取ってみてほしい一冊です。↓本日ご紹介する本(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObjec...
お金と将来

【資産1000万達成】みんな本当にFIREしたい?と思った話

みなさん、こんにちは!最近、同僚たちが口をそろえてFIREしたいと言っていたので、彼らに対する警鐘です。みなさん、本当にFIREするつもりですか?ということを今日は話していきたいと思います。とにかくFIREして仕事をやめたい人たち仕事に追われていて毎日が忙しくて働いていたころ、私は毎日のように、いつか仕事を辞めてやると思っていました。その時私は、自分が今いくらお金を持っているかも知らず、FIREの...
小説・本屋大賞

『まず牛を球とします。』全話感想|SF初心者でも読める?

本記事では柞刈湯葉さんの『まず牛を球とします。』に掲載の短編15話すべての感想を語ります。文庫化をきっかけに再読しました。前回読んだ時よりも面白く感じたのは、自分が成長した証ということでいいのでしょうか。SF短編集ですが、普段SFを読まない方にも楽しめる話がたくさん入っています。自分のすぐそばにSFはある、というような身近なテーマが扱われているものも多いです。皆さんはどの話が好きでしたか?文庫版は...
働く人へ

仕事を辞めたいと思ったらまずやること『ぼくは今日も定時で帰る。』まひろ

仕事をやめたい、そう思いながら働いている人は多いと思います。そんな時にまずやるべきこと、それは、考える時間と余裕を取り戻すことです。本を読むという行為も、余裕を取り戻すために役に立つでしょう。この記事では、私の経験と、最近読んだまひろさんの『ぼくは今日も定時で帰る』という本から、仕事をやめたいあなたがするべきことを伝えていきたいと思います。忙しくて何もできない日々と訣別しようちょうど半年ほど前、本...
お金と将来

Netflixドラマ面白すぎて株を買ってみた話

最近、Netflixのオリジナルドラマが面白すぎます。地上波のドラマも好きで見ますが、Netflixのドラマはよく言われるように、お金をかけたセットやキャスティング、テーマ選びが特徴的で、クオリティがとても高い。面白い。『今際の国のアリス』では渋谷を模したオープンセットを作ったというし、『イクサガミ』では誰が生き残るのか分からないほど豪華キャストだったし、『サンクチュアリ』や『極悪女王』といった相...

どんでん返しの本よりもしょっぱなから面白い本が好き、そんな人生がいい。

どんでん返しが売り文句の本は多い。書店でよく見かける。叙述ミステリがその代表格だと思われますが、ラストの一文で今まで読んできた全ての概念や設定が覆されるときの衝撃はすざまじくて、うわあ~と、思わず声に出てしまう時もあるほどです。昔、我孫子武丸さんの『殺戮に至る病』を読んだ時に、ラストで全部ひっくりかえる展開におったまげたのを今もよく覚えています。そしてまた最初から読み始める・・・そんな小説も大好き...
小説・本屋大賞

「イクサガミ」アイヌ民族のカムイコチャを知る。『最新 アイヌ学がわかる』感想

『イクサガミ』に出てきたアイヌの戦士カムイコチャがかっこよすぎたカムイコチャやアイヌについてもっと知りたい!という方におすすめのアイヌについて知る本をご紹介します。『イクサガミ』に登場するカムイコチャとは?先日、Netflixドラマ『イクサガミ』を見ました。もともと小説を読んでいたんですが、途中で止まっていたので、先に話題になっていたドラマを見ましたがこれが大変面白かった。岡田准一が参加していると...
お金と将来

【資産1000万円達成】株やNISAは怪しいもの?恐れずに資産運用すべき理由

私がお金の勉強を始めたのは、ほんとうに最近のことです。それまでは、株はギャンブルと同じで投資は全て詐欺だと思ってました。だから、株や投資の話になった時点で耳を閉ざしていました。聞いてはいけないと思っていました。確かに、株のデイトレードはギャンブルの要素が強いし、投資に関する詐欺は本当に多いけど、それでも今思うと、とっても極端な認識ですね。そんな私が、資産運用を始めました。今日はなぜ私が資産運用に興...
お金と将来

【資産1000万円達成】このままでは永遠に贅沢な暮らしができません

贅沢な暮らしに憧れます。石油王のような暮らしとまでは言いません。今よりも広ーい家に住みたい。賃貸でもいいけれど、自分好みの家も建ててみたい!できれば開放感があって大きな本棚があって広くておしゃれな家に住みたい!でも、私は今のままでは永遠にそんなような素敵な家には住めないでしょう。そんなの自分次第じゃん、と思うかもしれませんが、お金を貯めているうちに気づいてしまったのです。今のままお金を貯め続けても...
お金と将来

【資産1000万円を達成するためにしたこと①】現状の把握

私は20代で資産8桁、つまり1000万円に到達しました。同じように資産1000万円を目指す方や、何から手を付けていいのか分からない方へ向けて、少しでもお役に立てればうれしいです。銀行口座を整理しようまず、資産を増やしたいと思ったときに必要なのは、今自分が持っている資産が全部でいくらなのか、を知ることです。そしてそのために銀行口座を把握、整理することが大切です。私は以前、銀行の口座を4つ持っていまし...
小説・本屋大賞

『イクサガミ』小説を読む前にドラマを見るべき圧倒的1つの理由

『イクサガミ』ドラマの配信も始まったけれど原作の小説とドラマどっちを先に見るのがオススメ?2025年11月Netflixにて『イクサガミ』ドラマ版の配信が始まりました。どうやら小説が原作らしい、という情報を得たうえで、読書家でもあるあなたは迷っている。どちらを先に見るべきか?と。もちろん小説・ドラマ共に素晴らしい作品なので、どちらから見ても面白いことは間違いないのですが、もし『イクサガミ』を最大限...
小説・本屋大賞

夢破れた者の2つの生き方『おまえレベルの話はしてない』芦沢央

本日は芦沢央さんの『おまえレベルの話はしてない』をご紹介します。かねてより本屋さんでみかけて強烈なタイトルと装丁で、しかも芦沢央さんということで、いつか読もうと思っていた本です。さらに前日みた動画で小川哲さんが、この本を購入しており、この見た目で将棋の本だと言っていて急に興味をもち、次の日さっそく本屋に走りました。芦沢央さんの小説は『汚れた手をそこでふかない』を読んだことがあり、人の醜い心の内を描...
小説・本屋大賞

【あらすじ】挫折した経験のある方へおすすめの本『おまえレベルの話はしてない』芦沢央

みなさんお疲れ様です!本日ご紹介するのは芦沢央さんの『おまえレベルの話はしてない』です。まず、真っ赤な背景に陰鬱そうなイケメンがなぜかとげとげの鎖にまかれています。そしてタイトルが『おまえレベルの話はしてない』とはなかなか挑戦的で平積みされていると目立ちます。本書が舞台とするのは、将棋の世界。私は全く将棋わかりませんが、そんなことは関係なく面白く読めます。将棋の駒のシーンは読み飛ばしても本筋からは...
おすすめ3選

他人のことを仕事ができないと決めつける前に読む本2選『降りる人』『死んだら永遠に休めます』

後輩が今日も同じミスをして上司に怒られている。なぜ繰り返すのだろう。自分がお願いした仕事がいつまでも後回しになっている。早くやってほしい。分からないことをそのままにしておく新人。それじゃいつまでたっても終わらないよ?日々自分の仕事で追われるかたわらで、人の仕事ぶりが気になりだしたあなたへ。「仕事ができない人」の思考がのぞける本をご紹介します。はじめに皆さんの職場には、いわゆる「仕事ができない人」は...
働く人へ

心身ともに疲弊して仕事をやめた30歳の主人公が工場の期間工として働き始める話『降りる人』

みなさん、お疲れ様です。本日ご紹介するのは木野寿彦『降りる人』という小説です。小説野生時代の新人賞を受賞されている作品で、帯にそうそうたる作家さんの紹介文がのっていたので、それだけで読んでみたくなります。本作は、心身ともに疲弊して仕事をやめた30歳の主人公が工場の期間工として働き始める話です。私は「心身ともに疲弊して仕事をやめる」その先の人生に興味があります。もちろん、仕事に心を壊されるなんてこと...
小説・本屋大賞

大学時代に戻りたい人へおすすめの本『砂漠』伊坂幸太郎

社会人になると、一度は思い出す大学生活。あのころはお金はなかったけど時間がたっぷりあって授業に出たり出なかったり、単位と取ったり取らなかったり変に自分を見つめなおす機会があったり、世界平和について考えてみたり大学生に戻りたい!もう一度大学生をやりたい!そう思う人には読んで損のない小説、それが伊坂幸太郎の『砂漠』です。また現在大学に通っているあなた!在学中に読んでおきましょう。たぶん大学生活が2倍く...
小説・本屋大賞

40代男性既婚子持ちの男性が今すぐ読むべきおすすめの本『AX』伊坂幸太郎

「おすすめの本教えてくれ、インフルエンザで会社を休まないといけないから、暇で暇で」会社をインフルエンザで休んでいる上司から仕事中に電話が来た。40代男性、既婚、お子さんがいて、本は半年に一冊程度しか読まない。ミステリーは好きで昔はよく東野圭吾を読んでいたそうだ。「なんでもいいんだけど読みやすいのがいいなあ、時間ができたからせっかくだから本を読もうと思って。小説がいいかな。」「なるほど・・・(脳内デ...