小説・本屋大賞

【本屋大賞2026第6位】『殺し屋の営業術』感想|ノミネート作品レビュー

【追記】                                                        2026年4月9日に本屋大賞2026の結果が発表され、『殺し屋の営業術』は第6位となりました。本記事では本屋大賞2026ノミネート作品としての感想を紹介しています。本屋大賞ノミネート作品全部読む。さて、今年も本屋大賞のノミネート作品が発表されました!芥川賞、直木賞とあまたの文学賞...
働く人へ

職場で後輩にマウントを取られ続けた日に読む本二選『嫌われる勇気』『アロハで猟師、はじめました』

マウントを取るという言葉が定着して久しい今日新しく入ってきた後輩にマウントを取られまくって大きなダメージを負いました。彼と話しててもなんか楽しくないなあ、なんでだろうと考えて、途中で気づいた、あれ?私ずっとマウントを取られてる?以下、本日の私の闘いの記録、一部抜粋です。わたし「私、一人暮らし長いけど、仕事で疲れて帰った後は料理する気がどうしてもおきないから、いつも日曜日にまとめてつくってるかな」後...
小説・本屋大賞

親の葬式で複雑な感情を抱く「親ってさ、なんなんだろうなって、思う」川上未映子『黄色い家』を読んで

先日、祖母のお葬式があった。生前、私の母と今回亡くなった祖母は仲が悪く、それは祖母の亡くなる直前まで続いた。母は幼いころから祖母の暴言を浴び、悲しいことがあっても話を聞いてもらえず助けてもらうこともなく、つらい日々を過ごしていたことから、15歳の頃に家を出たという。それ以降、結婚してからは地元に帰ることもなく祖母に会う機会も減っていたようだが、いよいよ祖母の状態が悪いということで何度か顔を出すよう...
小説・本屋大賞

自分を表現する「エロはタイトだよ」『二木先生』が漫画を描く理由と全裸監督について

最近になって急にNetflixの『全裸監督』を見た。2019年8月に配信され世間で話題になっていたのは知っていたが、AV業界にそんなに興味もなく、当時私は実家暮らしだったため見なかったが、なぜ今かというと『地面師たち』『サンクチュアリ』とNetflixオリジナルドラマを連続して鑑賞しそのクオリティの高さに慄き、他の作品を探していたからであった。実際『全裸監督』は評判通りの良質ドラマであったが、なに...
働く人へ

自由に生きたい人、お金の心配から逃れたい人へおすすめの本『やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ』

20年以上読み継がれ、全世界45言語で翻訳されているという「世界の果てのカフェ」2025年11月にダイヤモンド社より発行され、最近書店でもよく見かけるこの本は手に取ってみると読む前には戻れない、人生の生き方を変えてくれる本だった。まだ読んでいない人は、ぜひ手に取ってみてほしい一冊です。↓本日ご紹介する本(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObjec...
小説・本屋大賞

『まず牛を球とします。』全話感想|SF初心者でも読める?

本記事では柞刈湯葉さんの『まず牛を球とします。』に掲載の短編15話すべての感想を語ります。文庫化をきっかけに再読しました。前回読んだ時よりも面白く感じたのは、自分が成長した証ということでいいのでしょうか。SF短編集ですが、普段SFを読まない方にも楽しめる話がたくさん入っています。自分のすぐそばにSFはある、というような身近なテーマが扱われているものも多いです。皆さんはどの話が好きでしたか?文庫版は...
働く人へ

仕事を辞めたいと思ったらまずやること『ぼくは今日も定時で帰る。』まひろ

仕事をやめたい、そう思いながら働いている人は多いと思います。そんな時にまずやるべきこと、それは、考える時間と余裕を取り戻すことです。本を読むという行為も、余裕を取り戻すために役に立つでしょう。この記事では、私の経験と、最近読んだまひろさんの『ぼくは今日も定時で帰る』という本から、仕事をやめたいあなたがするべきことを伝えていきたいと思います。忙しくて何もできない日々と訣別しようちょうど半年ほど前、本...

どんでん返しの本よりもしょっぱなから面白い本が好き、そんな人生がいい。

どんでん返しが売り文句の本は多い。書店でよく見かける。叙述ミステリがその代表格だと思われますが、ラストの一文で今まで読んできた全ての概念や設定が覆されるときの衝撃はすざまじくて、うわあ~と、思わず声に出てしまう時もあるほどです。昔、我孫子武丸さんの『殺戮に至る病』を読んだ時に、ラストで全部ひっくりかえる展開におったまげたのを今もよく覚えています。そしてまた最初から読み始める・・・そんな小説も大好き...
小説・本屋大賞

「イクサガミ」アイヌ民族のカムイコチャを知る。『最新 アイヌ学がわかる』感想

『イクサガミ』に出てきたアイヌの戦士カムイコチャがかっこよすぎたカムイコチャやアイヌについてもっと知りたい!という方におすすめのアイヌについて知る本をご紹介します。『イクサガミ』に登場するカムイコチャとは?先日、Netflixドラマ『イクサガミ』を見ました。もともと小説を読んでいたんですが、途中で止まっていたので、先に話題になっていたドラマを見ましたがこれが大変面白かった。岡田准一が参加していると...
小説・本屋大賞

『イクサガミ』小説を読む前にドラマを見るべき圧倒的1つの理由

『イクサガミ』ドラマの配信も始まったけれど原作の小説とドラマどっちを先に見るのがオススメ?2025年11月Netflixにて『イクサガミ』ドラマ版の配信が始まりました。どうやら小説が原作らしい、という情報を得たうえで、読書家でもあるあなたは迷っている。どちらを先に見るべきか?と。もちろん小説・ドラマ共に素晴らしい作品なので、どちらから見ても面白いことは間違いないのですが、もし『イクサガミ』を最大限...
小説・本屋大賞

夢破れた者の2つの生き方『おまえレベルの話はしてない』芦沢央

本日は芦沢央さんの『おまえレベルの話はしてない』をご紹介します。かねてより本屋さんでみかけて強烈なタイトルと装丁で、しかも芦沢央さんということで、いつか読もうと思っていた本です。さらに前日みた動画で小川哲さんが、この本を購入しており、この見た目で将棋の本だと言っていて急に興味をもち、次の日さっそく本屋に走りました。芦沢央さんの小説は『汚れた手をそこでふかない』を読んだことがあり、人の醜い心の内を描...
小説・本屋大賞

【あらすじ】挫折した経験のある方へおすすめの本『おまえレベルの話はしてない』芦沢央

みなさんお疲れ様です!本日ご紹介するのは芦沢央さんの『おまえレベルの話はしてない』です。まず、真っ赤な背景に陰鬱そうなイケメンがなぜかとげとげの鎖にまかれています。そしてタイトルが『おまえレベルの話はしてない』とはなかなか挑戦的で平積みされていると目立ちます。本書が舞台とするのは、将棋の世界。私は全く将棋わかりませんが、そんなことは関係なく面白く読めます。将棋の駒のシーンは読み飛ばしても本筋からは...
働く人へ

心身ともに疲弊して仕事をやめた30歳の主人公が工場の期間工として働き始める話『降りる人』

みなさん、お疲れ様です。本日ご紹介するのは木野寿彦『降りる人』という小説です。小説野生時代の新人賞を受賞されている作品で、帯にそうそうたる作家さんの紹介文がのっていたので、それだけで読んでみたくなります。本作は、心身ともに疲弊して仕事をやめた30歳の主人公が工場の期間工として働き始める話です。私は「心身ともに疲弊して仕事をやめる」その先の人生に興味があります。もちろん、仕事に心を壊されるなんてこと...
小説・本屋大賞

大学時代に戻りたい人へおすすめの本『砂漠』伊坂幸太郎

社会人になると、一度は思い出す大学生活。あのころはお金はなかったけど時間がたっぷりあって授業に出たり出なかったり、単位と取ったり取らなかったり変に自分を見つめなおす機会があったり、世界平和について考えてみたり大学生に戻りたい!もう一度大学生をやりたい!そう思う人には読んで損のない小説、それが伊坂幸太郎の『砂漠』です。また現在大学に通っているあなた!在学中に読んでおきましょう。たぶん大学生活が2倍く...
小説・本屋大賞

40代男性既婚子持ちの男性が今すぐ読むべきおすすめの本『AX』伊坂幸太郎

「おすすめの本教えてくれ、インフルエンザで会社を休まないといけないから、暇で暇で」会社をインフルエンザで休んでいる上司から仕事中に電話が来た。40代男性、既婚、お子さんがいて、本は半年に一冊程度しか読まない。ミステリーは好きで昔はよく東野圭吾を読んでいたそうだ。「なんでもいいんだけど読みやすいのがいいなあ、時間ができたからせっかくだから本を読もうと思って。小説がいいかな。」「なるほど・・・(脳内デ...
小説・本屋大賞

『二木先生』あらすじ・感想|生きづらい人におすすめの理由

本日は『二木先生」という本をご紹介します。私はこの本が、性に関する重たい主題(小児性愛)を扱いながらエンターテインメントとしても成立させている点が好きです。小児性愛というタブーを扱った小説には朝井リョウさんの『正欲』などがありますが、本書はそこまで重たく主題を扱うわけではなく、あくまでエンターテイメントとして小説として面白く、そして考えさせられるものになっている点がすごく気に入っています。『二木先...
小説・本屋大賞

佐藤究おすすめ小説3選『テスカトリポカ』『Ank: a mirroring ape』『幽玄F』

佐藤究さんの本を読んでみたいけど、どれがおすすめ?表紙からじゃ内容がイメージしにくいけど、どんな本なの?とお悩みの方に向けて、本日は佐藤究さんのおすすめ小説を3つ紹介したいと思います。佐藤究の作品は『テスカトリポカ』だけじゃない佐藤究さんは、私が大好きな小説家の一人です。実は作品数はそんなに多くなくて、一冊一冊の濃度が高いのが特徴です。そのため早く新刊を読みたい気持ちと、いい作品をじっくり書いてほ...
お金と将来

【お金がほしいあなたへ】お金持ちになって人生を謳歌しよう『職業、お金持ち。』

本日ご紹介するのは冨塚あすかさんの『職業、お金持ち』という本です。2021年の本なのに、じわじわと重版されているらしく、近所の本屋さんで平積みされていたところをキャッチしました。大好きな本で繰り返し読んでいます。みなさん、お金持ちになりたいですか?私はこの本に出会う以前も漠然とお金が欲しいとは思っていましたが、お金持ちになりたい、とは考えたことがありませんでした。丁度この本を最初に読んだ時、私は転...
小説・本屋大賞

さっぱり読みやすい婚活入門小説が読みたい『婚活マエストロ』宮島美奈

本日は宮島美奈さんの『婚活マエストロ』をご紹介します。『成瀬は天下を取りに行く』を読んで気になっていた作家さんです。成瀬シリーズの最新刊もそろそろ出るようですね。この方の本はとってもよみやすくて、さっぱりしているのが特徴的です。逆にどろどろとした展開や、深い考察、どんでん返し的展開が好きな方にはあまりハマらないかもしれませんが婚活の世界をのぞき見するにはちょうどよい小説になっていると思います。↓本...

本を読みたいけど読めない!【働きながら本を読むコツ3選】

本屋さんに行くのが好きで、ついつい本を買ってしまいますが、働いていると読む時間がない。私はもともと本の虫というタイプでもないので、モチベーションがないときは普通に本を読まない時もあります。でもやっぱり読み始めると面白いし、勉強にもなる。今日は・・・本を読みたいけど、フルタイム勤務で読む時間がない。積んどくが多くなってきていたたまれない。そんなみなさんに、私のおすすめの読書法を伝授いたします。といっ...