小説・本屋大賞 親の葬式で複雑な感情を抱く「親ってさ、なんなんだろうなって、思う」川上未映子『黄色い家』を読んで
先日、祖母のお葬式があった。生前、私の母と今回亡くなった祖母は仲が悪く、それは祖母の亡くなる直前まで続いた。母は幼いころから祖母の暴言を浴び、悲しいことがあっても話を聞いてもらえず助けてもらうこともなく、つらい日々を過ごしていたことから、15歳の頃に家を出たという。それ以降、結婚してからは地元に帰ることもなく祖母に会う機会も減っていたようだが、いよいよ祖母の状態が悪いということで何度か顔を出すよう...
