どんでん返しが売り文句の本は多い。書店でよく見かける。
叙述ミステリがその代表格だと思われますが、ラストの一文で今まで読んできた全ての概念や設定が覆されるときの衝撃はすざまじくて、うわあ~と、思わず声に出てしまう時もあるほどです。
昔、我孫子武丸さんの『殺戮に至る病』を読んだ時に、ラストで全部ひっくりかえる展開におったまげたのを今もよく覚えています。
そしてまた最初から読み始める・・・そんな小説も大好きです。
しかし、あえて言わせてもらえば、私は最初から全開で面白い小説、むしろピークは中盤にあった、というような小説の方が好みです。
これはドラマでも同じで、犯人が判明する最終回に向けて準備していくようなドラマ、たとえこの最終回がすごく面白いとしても、
毎話毎話が面白く、最終回はちょっと微妙でも最終回前までずっと楽しませてくれるようなドラマの方が私は好きかな〜と思います。
トータルで楽しい時間が長いほうがいいと言いますか。
少し飛躍しますが、自分の人生もこのようにありたいと思っています。
つまり、ずっと耐え忍んで最後の最後に花開くような人生よりは、今の毎日をずっと楽しみ続ける人生を歩みたいということです。
もちろん、努力した先に、我慢した先にしか訪れない幸せがあって、その喜びは何にも代えがたいものであると分かっているし知っています。
学生の頃の部活や大学受験の経験はそういうものであったと記憶しています。
そういう人生もいいとは思います。
でも少なくとも今の私にはそこまで全てをなげうって取り組みたいと思えることがありません。
それに、社会人になってからは、何かのための努力を強制されることもなければ、みんなが共通して目指すものがあるわけでもありません。
競争するもしないのも個人の自由。
どう生きるかも個人の自由であるという世界です。
そうであるならば、私は毎日を楽しくいきたい。それが私の人生の目標です。
そのためにお金を貯めて資産運用もする。本も読む。嫌だと思うことはできるだけやらない努力をする。
楽しく生きるのは意外と難しい。
自分にとって楽しいとは何なのか。将来のことを考えずに散財することが楽しいということなのか。
考えながら生きるということも大切なことのように思います。
私は佐藤究さんの本が好きなのですが、彼の本は前半から全開フルスロットルで面白いのです。そういう意味で私はこの人の本が好きなのかもしれません。
それでも店頭に並んでいる本を見ていると、どんでん返し、衝撃のラストという煽り文句がたくさん並んでいて、気づくと手に取っていたりする。
結局のところどんな人生であっても面白いんです。
自分が納得できる人生を歩むことができれば、それがいい人生だったと言えることになるんでしょう。
私はみんながみんな幸せな人生を送れればいいと思っています。
そうすれば自分の人生ももっといいものになるはずだと思うからです。
なんて考えた休日でした。
佐藤究さんの本は本当におすすめです。パワーがあります。
これはこれでとんでもない本でした。




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