本日も遅くまでお疲れ様です✨
早速ですが、今週のおすすめの本です。
仕事帰りに本屋に立ち寄ってつい買ってしまったこちら
遠坂八重さんの『死んだら永遠に休めます』
疲れてたから目に入ってしまったタイトル
でも読み終わって…(一気読みでした)
ちょっとまってこの本、危険だ!
そう思いました。
でも、衝撃的な小説、嫌いじゃない。
ぜひおすすめしたい一冊です。
同僚よ、メンタルを強く持ってください。
著者とあらすじ
▼著者 神奈川県生まれ。2022年、『ドールハウスの惨劇』で第25回「ボイルドエッグズ新人賞」を受賞。
その他の著書に、『怪物のゆりかご』がある。本書は3作目となる。
▼あらすじ 無能なパワハラ上司に苦しめられながら毎日深夜まで働き詰めの生活を送る28歳の主人公・青瀬。突然失踪したパワハラ上司・前川から届いたメールの件名は「私は殺されました」。本文には容疑者候補として「総務経理本部」全員の名前があった。限界会社員・青瀬と妙に頭の冴える派遣社員・仁菜は二人で真相解明に取り組むのだが……。
超絶ブラック企業で働くとは、自社がホワイトだと錯覚する
まず描かれるのは超絶ブラックな職場!
毎日日付が変わるまで働くのは当然として
休憩も取れないほどの膨大な業務量にパワハラ上司…
と主人公、しょっぱなから限界です。
自社がホワイト企業に見えてくるでしょう。
私達は、まだ…ましだね。
体力的にも精神的にも限界の主人公をみてると、もうやめなよ、そんな会社と思ってしまいます。
しかし…
「このまま生きる」か「死ぬか」。私にはこの二者択一しか存在しない。
遠坂八重『死んだら永遠に休めます』朝日新聞出版2025年44頁
まじでそんなことないって!
って言いたいところだけど、当事者がそういう気持ちになるのはなんとなく理解できる。
仕事がとっても忙しい時、クレームとかで精神的にきつい時、
正直仕事を辞める気力もなければ、転職活動する気力なんてあるわけない。
会社員、追いつめられれば、死ぬか、仕事へ行くかの二択になり
結局電車に乗って仕事へ行く。
この主人公に、死ぬor仕事する以外の選択肢が無数にあることは
小説を読んでる私たちにしか分からない。
誰か教えてあげてほしいし、
私にも誰か教えてほしいと思う。
ここからネタバレ!ミステリの解決で終わりにしてくれやめてくれ
この本、ただのブラック企業小説じゃなくて、
上司が失踪するという謎を解明するミステリーでもあります。
嫌いな上司の成敗の仕方は、部下の数だけありそうです。
以外に頭の切れる同僚がいたりしてミステリーとしても面白く読めます。
が
恐怖はラストシーンにありました。
「なんでって…気づかねーのがすげーよな。お前、死ぬほど仕事できねーじゃん(中略)」
遠坂八重『死んだら永遠に休めます』朝日新聞出版2025年326頁
主人公の目線に立って小説を読み進めてきた…
確かに主人公の所属する部署が、あまり仕事のできない人たちの集まりであることはちゃんと書かれていたし
他部署からの仕事の催促が冷たい視線などの描写はあったけれど
なぜだろう、まったく考えてなかった。
主人公が全く仕事ができないなんて…
ちょっとした叙述トリックのようで
驚きの展開に震えました…
これ同僚に勧められないかも…
と思ったのはここですね。
私も、自覚がないだけで、自分は仕事ができない人間なのかもしれない
と思うと怖気がとまりません。
ミステリーが解決した後にとんでもない爆弾を落とされました。
働く大人なら間違いなく面白く読める!ぜひ最後まで読んでみて
ブラック企業で働く人の日常としても面白く読めるし
ミステリーとしても少し物足りないけど、後輩がいい味出してるし
最後に強烈な展開も用意されてる
すぐ読めるから
仕事がひと段落したら
ぜひ買って読んでみてください。
いつまで忙しいを言い訳に使っているんですか!
読んだら感想教えてくださいね~!
では、お疲れさまでした!


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