本屋大賞2026がついに発表されました!
今年の大賞は朝井リョウさんの『イン・ザ・メガチャーチ』でした!
素晴らしい作品でした、おめでとうございます!
10冊すべて読み終えてスタンバイしていた私ですが、予想は大きく外すわけでもなく、かといって全く予想外な結果かというとそうでもなく、微妙な気持ちですが、
今回は本屋大賞の結果を10冊すべてを読んだ私なりに解説していこうと思います。
結果:本屋大賞2026『イン・ザ・メガチャーチ』が受賞

今年のランキングはこうなりました。
第一位 「イン・ザ・メガチャーチ」朝井リョウ/日経BP 日本経済新聞出版 第二位 「熟柿」佐藤正午/KADOKAWA 第三位 「PRIZE―プライズ―」村山由佳/文藝春秋 第四位 「エピクロスの処方箋」夏川草介/水鈴社 第五位 「暁星」湊かなえ/双葉社 第六位 「殺し屋の営業術」野宮有/講談社 第七位 「ありか」瀬尾まいこ/水鈴社 第八位 「探偵小石は恋しない」森バジル/小学館 第九位 「失われた貌」櫻田智也/新潮社 第十位 「さよならジャバウォック」伊坂幸太郎/双葉社
2025年度は『生殖記』で第八位、2022年は『正欲』で第四位と大賞受賞を逃してきた朝井リョウさんが2026年度『イン・ザ・メガチャーチ』でついに大賞受賞となりました。
朝井リョウさんは『何者』で直木賞を受賞しているだけでなく、多くの作品が映画などのメディア化していることでも有名なため、ファンも多く、新刊が出れば必ずと言っていいほど書店で平積みされています。
エンターテインメント作品も多いので本屋大賞は既に取っているとさえ思っていましたが、今回が初の受賞となります。
本屋大賞は書店員さんが「面白かった本」「売りたい本」を選ぶというコンセプトです。
書店で働いており本屋大賞に投票をするような方は、おそらく一般の人よりも普段から多くの本を読んでいる人が多いため、本屋大賞には様々な作家さんの本がノミネートしやすいとは思うのですが、
それでも最近は、瀬尾まいこさんや町田その子さん、一穂ミチさんなど同じ作家さんが何度もランクインしている印象があります。
もちろん実力のある作家さんで面白い本だからに違いないのですが、凪良ゆうさんは二度本屋大賞を受賞していたり、大賞を受賞した作品の続編が別の年にランクインしていたりと、少し本の選定が狭くなっているようにも感じます。
それでも実際、本屋大賞になった本は、書店やメディアで大きく取り扱われ、一般の注目度も高くよく売れています。
本屋大賞は2004年から始まった、まだまだ比較的新しい賞です。
そのため、今後も引き続き一般の人の読書欲を刺激するような活躍に期待したいですね!
ちなみに私の予想は・・・

第一位 「熟柿」佐藤正午/KADOKAWA 第二位 「イン・ザ・メガチャーチ」朝井リョウ/日経BP 日本経済新聞出版 第三位 「エピクロスの処方箋」夏川草介/水鈴社 第四位 「PRIZE―プライズ―」村山由佳/文藝春秋 第五位 「暁星」湊かなえ/双葉社 第六位 「殺し屋の営業術」野宮有/講談社 第七位 「ありか」瀬尾まいこ/水鈴社 第八位 「失われた貌」櫻田智也/新潮社 第九位 「探偵小石は恋しない」森バジル/小学館 第十位 「さよならジャバウォック」伊坂幸太郎/双葉社
今年も10冊読み終えた後、わくわくしながら一人ランキングを決めました。
3位から7位は体感的にほとんど同じくらい面白かったので順位をつけるのに苦労しました。
そして4月9日、ついに本屋大賞が発表され、同時に10位までの順位も公開されました。
ぱっと結果を見た瞬間、あれ今年もあんまり予想外ではないな・・・?と思いました(笑)
後でしっかり見てみると、自分が決めたランキングと実際の結果は1位と2位、3位と4位、8位と9位がそれぞれ逆、以外は予想通りということで、これが予想をたくさん外したのか、大筋は予想通りなのか、それすらも微妙な結果になりました。
まあ世間とはあんまり感覚があまりずれていないことに自信を持つことにします。
しかし今回、私は大賞を外しています!
確かに迷ったところではある・・・!
『イン・ザ・メガチャーチ』が大賞!それはそれで納得です。
まさかの大賞予想を外す!
本屋大賞は書店員さんが上位三冊を決めて投票します。
投票の得点換算は、1位=3点、2位=2点、3位=1.5点となっているため、死に票が出にくくはなっていますが、賛否のある小説よりも万人受けするような小説1位にはならないけれど誰もが2位や3位には必ず入れるような小説が強いとも言えるでしょう。
『イン・ザ・メガチャーチ』は推し活という誰にとっても身近な話題を扱っただけでなく、3人の主人公がいることで誰もが感情移入して読みやすいでした。
それでいて、推し活という文化を多方面から分析、極端な意見も提示したうえで、正解が何であるかについてはあえて言及しない。
推しに飲み込まれていくように、ページをめくる手を止められず、「夢中になること」というテーマをこの本自体が体現している、そんな小説でした。
私は『熟柿』を一位に推したわけですが、理由を一言で言うと、タイトル回収が見事すぎて大号泣してしまったため、です。
泣ける小説というのは感情を揺さぶる小説のことであり、最も心をかき乱されたという意味で言えば『熟柿』が一番だったからです。
だた、これに関しては「読む順番」がかなり関係しているようにも感じています。
例えば、私は毎年M-1グランプリを見るのですが、10組の漫才師が漫才を披露する中で、やっぱりトップバッターは客席も審査員も基準として見るため点数が伸びにくく、後半に登場した組の方が客席も温まっているから笑いがおきやすい。
同じことが本屋大賞の10冊にも言えて、やっぱり後半に読んだ本の方が面白く感じる気がするのです。
私は『殺し屋の営業術』だけノミネート発表前にすでに読んでしまっていたので、できればノミネートが決まってから同じタイミングで読みたかったとも感じました。
あと、『PRIZE』と『エピクロスの処方箋』の予想が逆だったのは意外でした。
どちらも素晴らしい作品でしたが、確かに小説のもつ熱量は『PRIZE』の方があったでしょう。
後は書店員さんは出版業界に近いため、業界小説としても楽しめる方が多かったはずです。
本屋大賞は祭りだ!
今年も本屋大賞が決まるまでの2か月間とても楽しませていただきました。
普段からものすごい量の読書をする読書家ではない私は、朝の通勤時間に少しずつ本を読み進めるのを習慣としているのですが、
毎年この季節になると急に読書家のように家でも本を読むようになります。
また、本を読み終わった後、次に読む本を探しに本屋さんへ出かけるのも大好きなのですが、
たまには次に読む10冊が既に決まっている生活も楽しいものです。
2カ月で10冊という目標が明確なのもいいのかもしれません。
今回私は想定より早く10冊を読み終わることができました。
今後も継続して本を読み賢い人生を送るため、これからは読む本の冊数や期間の目標を定めてみようかと思っています。
それにしても、面白い本であることが確定している10冊がすでに用意されているなんて、なんて贅沢なことなんでしょうか。
まだ10冊読み終わっていない方は、ぜひ気になるものから手に取ってみてください。
ランキングが低いと、読む気をなくしてしまうあなた、もったいないです。
これらの10冊は2025年のベスト10です。面白くないはずがないんです。



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